部長挨拶

計画的な部員拡大運動の実践と継続

~私たちと私たちの地域のために続けること~

令和7年度 鴻巣市商工会青年部 部長 齋藤 宏樹 

  
 今年度のテーマは、部員の拡大です。直近の5年で、10名以上の部員が減少しており、向こう5年に目を向けても、14名の部員の卒業が見込まれます。私たち自身のために、そして地域のためにも部員拡大運動を実践していきましょう。   
   鴻巣市商工会青年部には、こうのす花火大会をはじめとして、地域の人たちから愛され、応援されている事業がたくさんあります。特に、こうのす花火大会は、年々規模が拡大しており、本当に多くの方から応援され、事業の継続と発展を求められる大会となっています。青年部員としても、鴻巣市商工会青年部でなければ、これほどの規模の事業に携わる機会はなかなかありません。私たちは、こうのす花火大会の企画、設営を通じて、貴重な経験を積んでいるといえます。 青年部の事業を今後も継続して開催し、今よりもっと発展させることができれば、鴻巣市やこれに隣接する地域の振興発展に大きく寄与することとなります。地域の振興発展に寄与することは、めぐりめぐって私たち商工業者の発展につながることでしょう。事業を通じて得られた経験は、直接、私たちの事業に活かせるはずです。    
 私たちが行っている事業を今後も継続して行うには、青年部の規模を維持することが必要不可欠です。事業を今より発展させたり、新たな事業を開催していくためには、今以上に多くの部員の参加が求められます。部員拡大は、私たちの組織の拡大だけでなく、この地域の更なる振興発展につながるものです。
 新たな部員が増えれば、私たち商工業者同士の繋がりが広がり、ひいては私たち自身の事業の拡大にも繋がります。青年部の活動も、規模が拡大すればできることが増え、得られる経験も増えるでしょう。部員が足りないからという理由で事業規模を制限し、結果として青年部事業に参加したくても参加できない市民の方が生まれることもなくなります。より多くの人たちに青年部事業に参加いただき、より多くの方の笑顔を見ることができるようになるはずです。 
 部員の拡大は、私たち自身のために、そして、この地域のために、継続的に取り組む必要のある課題です。誰か一人の力に頼るのではなく、計画を立てて部員拡大運動を実践し、この運動を今後も継続して行える基礎・仕組みをこの1年で作っていきましょう。まずは、部長である私と部員拡大委員会を中心に、鴻巣市内にどのような事業者がどれくらいいるのか、青年部員になり得る方がどれくらいいるのかを網羅的に把握し、一人一人に徹底してアプローチをかけます。そして、はじめて参加する方でも参加しやすく、青年部の魅力が伝わるような事業を、委員会の垣根を越えて定期的に開催したり、魅力ある広報活動を行うなどして、部員候補者との交流を深めます。一人一人への徹底したアプローチと、参加しやすい定期事業による交流を続けた先には、間違いなく、私たちと同じ志を持った部員が多数加入している未来があるはずです。多くの新入部員とともに、今よりも魅力ある青年部事業を開催する未来を描いて、今年度は徹底した部員拡大運動を推し進めましょう。    
 部員拡大運動のほかに、部員一人一人の経験を次の代に引き継ぐ工夫をしたり、部員数が少ない現状を踏まえて、それでも事業を継続していくための工夫も、同時に行わないといけません。昨年度、デジタル化と属人化の解消に取り組んだ結果、会議の多くはペーパーレスになり、目に見えてデジタル化が進みました。この取り組みは、まだ道半ばであり、今年度も引き続きデジタル化に取り組みつつ、昨年度作成した引継ぎ資料を、実際に有効活用していくことが必要です。今まで担当したことのない事業を、今年はじめて担当する部員が、昨年度の引継ぎ資料を見て、何をすべきか理解できる状態になっているのか、今年度はその確認と、足りない点の改善に取り組みましょう。    
 部員数が少ない中で、事業を継続して実施するには、誰か1人の力に頼るのではなく、部員一人一人がより多くの経験を積み、一人一人が成長することも必要です。各委員会での企画書その他の書類作成や、事業の担当割り振り、理事会への担当出席など、部員一人一人がより多くの経験を積めるような環境を作ります。例年、決まった部員が担当してしまっている役割がないか、深く考えないで年長者や委員長が処理してしまっている事務がないか、未経験の部員に積極的に経験を積んでもらう場を提供できないかを考えていきましょう。また、青年部に長く所属し、これまで多くのことを経験している部員も、今までとは少し違う事業を開催することはできないか、現状の事業を改善する余地はないか、新しいことはできないか等を考え、一人一人がより多くの経験を積めるように取り組みましょう。    
 以上の方針をベースに、各委員会では、次の点に特に注力してもらいます。
1 部員拡大委員会
定期的な部員獲得に向けた名刺交換会、食事会などの、部員候補となる方が参加しやすい事業を企画・開催します。 鴻巣市内の事業者に対して広く青年部への入部を勧めたり、上記事業への参加を募ります。  
1 総務委員会(総会・新年会・選挙管理) 前年度の報告書・引継ぎ事項が十分に活用されているか等を確認し、各種書式の改善と利用状況の監督を行います。  
1 組織活性化委員会(研修旅行・卒業部員送別会・忘年会)
部員同士の交流がより一層深まり、さらに、部員だけでなく部員候補となる者も参加したくなるような事業を企画・開催します。  
1 地域活性化委員会(絆感謝運動・サンタがまちにやってくる・スポーツ大会)
今までの開催方法にこだわらず、青年部の活動がより多くの人の目に止まり、より多くの地域の方に笑顔になってもらえるように事業開催のあり方を改善し、工夫します。 1 広報委員会(主張大会・献血・講師講演・年間広報) 鴻巣市民や部員候補者から注目を集め、定期的に確認したくなるような広報活動を行いつつ、部員だけでなく部員候補となる者も参加したくなるような講師講演を企画します。  
1 チャリティ-ゴルフ大会実行委員会
多くの参加者を募り、参加者へこうのす花火大会をはじめとする青年部事業を広くPRするとともに、寄金を通じて地域の振興発展に貢献します。
1 こうのす花火大会実行委員会
部員数が少ない現状でも継続して大会を開催していけるよう作業内容を記録し、次年度以降の活動が容易になるような引継ぎ資料等の作成を念頭に置いて作業を開始します。 今までのやり方だけにこだわらず、部員の負担を減らす方法がないか、来場者により一層楽しんでもらえる方法はないか、こうのす花火大会というコンテンツを長く楽しんでもらえる方法がないかを考え、大会の更なる発展に努めます。

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